コレステロールを多く含んでいる食品を食べると、当然悪玉コレステロール値も高くなります。
コレステロールが多いとされている食品は、イクラやタラコといった魚卵、鶏卵、レバー、そして乳製品があります。
普段から悪玉コレステロールが高いと感じている方の場合、これらの食品は控えた方が無難でしょう。
ただ、だからと言って全く食べなくてもいい、と言う事ではありません。
鶏卵には、健康を維持する為の栄養素が豊富に含まれていますし、レバーや乳製品にはカルシウムや鉄分の摂取に必須です。
1回の食事で摂取する量を考え、トータルで食べ過ぎないようにする事が重要なのです。
イクラやタラコといった魚卵は、つい食べ過ぎてしまう事がありますので注意してください。
魚介類を食べないから悪玉コレステロールが高いのかもしれません。
魚、特に青魚には、よく耳にするEPAやDHAが豊富に含まれています。
EPAやDHAは、血液中の中性脂肪を減少させる働きがあります。
つまり、魚を食べる事によって中性脂肪が減少し、自然と高かった悪玉コレステロール値も低下する事が期待できるのですね。
また、アサリやホタテ、カキといった貝類は、タウリンが豊富です。
タウリンには、悪玉コレステロールが増加するのを防ぐ働きがあり、更に体内へコレステロールが吸収されにくくしてくれる効果もあります。
このように、魚介類を接触的に摂取する事によって、高い悪玉コレステロール値が上手くコントロールされるようになります。
もちろん、魚が苦手、貝が苦手、といった方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合には、さくらの森のキナリを摂取する方法もあります。
キナリには、DHAとEPAが500mgも含まれていますので、効果的に高い悪玉コレステロール値をコントロールしてくれるでしょう。
野菜を食べないから悪玉コレステロールが高い事もあります。
野菜が健康にいい事は、誰でも知っている事です。
これは、悪玉コレステロールが高い方にも当てはまります。
まず、食物繊維を多く含んでいる野菜を食べる事で便秘が解消され、悪玉コレステロールの値が下がります。
腸の中に食物繊維が存在すると、その食物繊維が腸内に貼りついていた悪玉コレステロールと一緒に、便となって体外に排出されるようになります。
つまり、野菜の食物繊維によって、体内の悪玉コレステロールが排出されるようになる訳です。
ただ、注意しなければならないのは、悪玉コレステロールが高い時には、水に溶ける水溶性の食物繊維の方が効果的である、と言う事です。
具体的には、かぼちゃ、にんじん、ホウレンソウ、そしてブロッコリー等です。
もちろん、不溶性の食物繊維も便通を良くしてくれる効果が期待できますので、その他の野菜もバランス良く食べるようにしてください。
普段から野菜不足を感じている方は多いと思います。
悪玉コレステロールを少しでも減少させる為にも、今後は積極的に食べるようにしましょう。